制作者の観察日記~国王、見知らぬおばあちゃまを助ける(前編)~
❁危機感のない国王
こんばんは、国王の旦那でございます。
今回は、国王が北海道に住んでいた際、
道端で困っていた見知らぬおばあちゃまを助けたお話しをします。
なお、今回のお話は、私が国王から
「旦那、今日こんなことあったんよ~」
と聞いた話ですので、国王視点での又聞き内容となります。
また、今回、少し長くなりそうなので、2回に分けてお話したいと思います。
❁これは
一昨年の12月の雪ふりしきる北海道北見市でのことです。
当時、国王が自家用車をまだ運転していなかったため、
自宅から近くのスーパーまで雪ふりしきる
少し除雪された歩道を歩いて買い物に行き、
戦利品が入ったエコバックを片手で持ち、
えっちらおっちら来た道を歩いて戻っていました。
その道中、
国王は、
道沿いの公園付近の縁石に座り込んでいた
1人のおばあちゃまを発見しました。
そのおばあちゃまは、身なりはいたって普通でしたが、
明らかに1人で持つには大量の荷物が近くに置いてあり、
今思えば
「変だな~。」
って感じだったらしいです(でしょうね)。
国王は、おばあちゃまを見て、
自分も片手に戦利品を持っていましたが、声をかけました。
「大丈夫、おばあちゃん?何か手伝うかい??」
国王は、日頃から困っている人を見ると、
すぐに心配になってしまう心優しき一面も持っているので、
躊躇なく声をかけました(少しは躊躇はしてほしい、、、)。
すると、おばあちゃまは
「大丈夫だよ。ありがとう。」
と言い、国王の助けを断りました。
国王はおばあちゃまのことが心配でしたが、
断られた手前、無理強いしても申し訳ないと思い、
その場を後にし、雪道を歩き出しました。
❁しかし、
これで終わりませんでした。
おばあちゃまは、歩き出した国王に大声で
「やっぱりちょっと荷物を持ってもらってもいいかい?」
と呼び止めました。
国王は当然、
二つ返事ですぐにおばあちゃまの元に戻り、
おばあちゃまの荷物持ちをすることになりました。
おばあちゃまの話を聞くところによると、
どうやらおばあちゃまはすぐ近くのマンションに住んでおり、
娘さんが最近、亡くなったとのことで、
そのお供え物に大量の買い物をしたけど、
買いすぎて、持って帰れなくなって、
座り込んでいたようです。
また、国王から声をかけられた際、
亡くなった娘かと思い、咄嗟のことで断ってしまったとのことでした。
国王は、数奇な巡り合わせを引いてしまったようです。
そのまま、おばあちゃまは国王を引き連れ、
おばあちゃまが住むマンションのエントランスまで到着しました。
すると、国王はおばあちゃまに
「おばあちゃん、玄関先まで荷物持って行くからね!」
言い、おばあちゃまも
「悪いね~。助かるよ、ありがとう。」
と返しました。
ん?んん??
玄関先?
あれ、今日初対面のおばあちゃまだよね??
見知らぬおばあちゃまだよ???
おばあちゃま精神状態が不安定だよ????
何するか分からんよ?????
危なくない??????
❁次回予告
おばあちゃまのマンションの玄関先に到着した国王。
あれ、国王、まさか見知らぬおばあちゃまの家に入っちゃうのではないか?
国王は無事、荷物を届けるだけで、自宅に帰られるのか、、、
次回、「国王の観察日記~国王、見知らぬおばあちゃまを助ける(後編)~」
乞うご期待!!
ということで、次回投稿までお待ちください(笑。