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制作者の観察日記~国王、VSセミ~

❁セミ嫌いな方閲覧注意!

 

 こんばんは、国王の旦那でございます。

 

 今回は、国王が今年7月の豊橋の夏を生きる中、

 

突如として現れたセミとの激闘を繰り広げたお話です。

 

 

❁とある日のこと

 

 

 これは、私が日中、仕事に行っていた時、事件が起きました。

 

 

 

 私のスマホに突然、1枚の画像が送られてきました。

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 (おやおや、これは自宅のベランダではありませんか。

  セミさん、こんにちはしてるわ。)

 

 

 

 続いて、国王から電話があり、

 

 

  「旦那、大変だ。ベランダにセミが転がってるわ。」

 

 

とのことでした。

 

 

 

 (見れば分かるわ!!)

 

 

 

 以前もお話したとおり、

 

国王は北海道生まれ、北海道育ちの道産子で、

 

セミは山の中にしかいない存在で、

 

日常生活においては無縁の存在でした。

 

 

 そんな国王にとって、

 

 

セミがベランダに転がっているということは、

 

 

緊急事態なのでした。

 

 

 加えて、かく言う私は虫全般がNGですので、

 

 

これは国王及び私、国家の緊急事態なのでした。

 

 

❁国家緊急事態宣言

 

 国王に現在の状況を確認したところ、

 

 

セミは本日未明にどこからか突如飛来し、

 

 

ベランダを占拠、

 

 

洗濯物が干せなくなったとのこと。

 

 

 生死は不明ですが、

 

国王は私が虫を触れないことは知っていたので、

 

とりあえず戦闘を決意し、電話を切りました。

 

 

 

 こうして、国王VSセミの熱い激闘が始まりました。

 

 

 

 国王の先制攻撃、

 

セミの生存確認のため

 

ベランダに出て、

 

丸めたダンボールでセミを突きました。

 

 

 

 すると、セミは

 

 

 

 

  「ジジジジ(鳴き声)、バタバタバタバタ(羽がバタつく音)」

 

 

 

 

と、動き出しました。

 

 

 

 そうです。

 

 

 

 セミは生きていたのです、、、

 

 

 

 

 国王は未知なるセミの必死の抵抗に戦々恐々の悲鳴を上げ、

 

 

一目散に室内に戻りました。

 

 

 そして、国王はセミの撤去を諦めたのでした。

 

 

 

 国王VSセミ  Winner セミ

 

 

 

 こうして、国王とセミとの激闘は、

 

開始数分で国王の敗北にて幕を終えました。

 

 

 

❁そんなこととは知らず

 

 

私は仕事から帰ってきて、

 

 

国王から、

 

 

どや顔で

 

 

 

  「セミはお亡くなりなってたから、後は旦那頼むわ!」

 

 

 

なんて言うから、

 

 

私はダンボールを持ち、

 

 

セミをすくい上げようとしたところ、

 

 

 

  「ジジジジ(鳴き声)、バタバタバタバタ(羽がバタつく音)」

 

 

 

セミは動き出しました。

 

 

 (こいつ、動くぞ。)

 

 

 

 当然、私も一目散にセミから逃げ、

 

室内に戻り、

 

2人揃って、

 

セミに敗北するのでした(笑。

 

 

 

❁翌日

 

 

ベランダを見ると、

 

セミはいなくなっていたので、

 

平和が訪れたかと思いましたが、

 

数ヶ月後、

 

亡骸となったセミがベランダの端に転がっていたのは、

 

当時、

 

誰も知るよしはありませんでした。

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