制作者の観察日記~国王、ご乱心②~
❁お待たせいたしました
こんばんは、国王の旦那でございます。
「国王、ご乱心」シリーズの②です。
今回は、北海道に住んでいた際に起きた、
国王が体調不良となり、救急車で病院に救急搬送されたお話です。
救急車で病院に救急搬送?
なぜ、ご乱心??
って感じかと思いますが、
今回の原因は私、
国王の旦那にありました。
❁これはある一昨年の初夏の頃
国王の周りでファスティング
(腸内環境を整えるための断食)
をやっている方がおり、
国王も興味が沸き、
実際にファスティングをすることにしました。
数日前から準備食ということで、
野菜中心の食生活に切り替え、
実際にファスティングを始めた日
4日目の朝に事件が起きました。
❁平日、朝6時
国王は私を叩き起こし、
「旦那、なんか身体が変だ。ゼリー的なものが食べたい。」
と言いました。
ファスティングは体調不良の中、
無理して行う必要はないとことでしたので、
私はすぐにゼリーを買いに車を走らせました。
ゼリーを購入し、自宅に戻ってくると・・・
蹲って、今にも事切れそうな国王が布団の上で転がっていました。
そうこうしている内に、
国王の体調は段々悪化、
遂に国王は、
「旦那ヤバい。手足が痺れきた。救急車呼んで!!」
と大声で叫ぶのでした。
ここで問題が発生しました。
(あれ、救急車の電話番号って何番だっけ?)
国王が救急車に運ばれたことは過去にもあったので、
私は現在の状況には焦ることはありませんでしたが、
ただ、
電話番号が咄嗟に思い出せませんでした。
ここで、私はミスを犯しました。
身体に異常事態発生中の国王に余計なことを聞いてしまったのです。
「救急車って、何番だっけ??」
今思えば、バカだったな~って感じなんですけど、
当時の私は危機感が欠落していたようです。
国王からすれば、
(こんな状況で、そんなくだらないことを、絶賛、緊急事態な私に聞くなや。)
って感じですよね。
国王、ご乱心です。
(あー、やっちゃった)
国王は、そんな私に
「119だよ!!」
ご乱心モードのまま、怒鳴り叫び、私は
「そうだ、そうだ。ありがとう。」
と言い、無事、救急車を呼ぶことに成功、
病院に国王は救急搬送されるのでした。
❁病院に救急搬送後・・・
国王は点滴を受けたことで、症状が安定し、
病院の先生にファスティングをしていたことを説明し、
診断の結果
「栄養失調だね。なんで、そんな痩せ型なのにファスティングなんてしちゃったかな~」
と言われました(笑。
国王は当初から細身の痩せ型で、
これ以上、
落とすものがなかったので、
ただただ、栄養失調になってしまいました。
そんなこんなで、国王は無事、
当日中に退院し、家に帰るのでした。
❁後日談
国王から後日、聞いた話ですが、
病院の看護師さんから、
今回、救急車で運ばれたことについて
こそっと
「旦那さんからDVされたりしてない?大丈夫??我慢しなくいいからね。」
と言われたそうで、必死に否定したとのことでした(笑
110番を忘れ、
国王に怒鳴られ、
看護師さんからもあらぬ疑いをかけられ、
踏んだり蹴ったりの国王の旦那でございましたが、
今回は国王がご乱心になるのが正解だったようでした。